お知らせ

五味洋治のページです。主に韓国での北朝鮮関連報道を訳していますが、日本語で紹介されない記事を私の目でセレクトしています。私の執筆活動、経歴についても掲載しています。最近のお勧めは、北朝鮮の軍事関連報道です。日本のメディアが伝えていない細かなものまで拾っています。私がかつてここに書いた金正恩の性格分析は今も十分通用します。筆者へのご連絡はこちらをクリックしてください

2015年7月26日日曜日

トンジュのトラブル拡大

お金主,請負殺人まで行って
ソウル-ムン・ソンフィxallsl@rfa.org
2015-07-24

北朝鮮で最近話題の金主、殺人まで手がけているとか。

http://www.rfa.org/korean/in_focus/ne-ms-07242015095052.html

アンカー:北朝鮮で金持ちらを称するいわゆる'お金主(トンジュ)'らが建設業はもちろん炭鉱と金鉱事業まで手をつけながら,凶悪犯罪を行っていると分かりました。

各種利権介入のために請負殺人もはばからないでいて司法機関の悩みの種になっているという話です。
北朝鮮内部の便りムン・ソンフィ記者が報道します。

北朝鮮住民たちの中では金持ちらの勢力拡張戦いを、‘根拠地戦争’と呼んでいます。
お金主ら,すなわち金持ちらが腐敗した幹部らと、国家的な建設事業はもちろん石炭生産と、海辺に出て行く漁業権まで独占しているということです。


咸鏡北道の一消息筋は“19日地域住民らと外地住民たちの間に大きい仲間割れがあった”として“砂利と棒,ツルハシとサプまで動員された仲間割れで3人が死亡、数十人が重傷を負った”と22日、自由アジア放送に明らかにしました。

今回の仲間割れは、お金主らに雇用された外地住民たちが、現地住民たちの採炭場を奪い取ろうとしながら行われたと、彼は言及しました。

住民たちにとって、石炭は生計を維持し、お金にできる唯一の手段だと彼は付け加えました。
しかし咸鏡北道恩恵郡一帯では昨年からお金主らによって,百ケ余りが越える露天採炭場らが生じたと彼は話しました。

最近連絡がついた咸鏡北道の、他の消息筋は“先月16日水産総局傘下の遠洋漁船事業所所属の隊長が残酷に殺害される事件が発生した”として“保衛部と保衛司令部まで動員されて,捜査したが犯人はまだ捕えられなかった”と伝えました。

司法当局は今回の殺人事件を羅鮮市‘大興貿易会社’社長の‘請負殺人’と疑っていると彼は言及しました。

特に消息筋らは“事業領域を拡張したり独占しようとするお金主らの‘根拠地戦争’が激しくなりながら,今年咸鏡北道にだけ京城‘ジュウル温泉事件’をはじめとして‘請負殺人’が疑われる殺人事件らが後が絶たない”と強調しました。

2015年7月24日金曜日

金与正 宣伝扇動事業を主導

http://www.dailynk.com/korean/read.php?cataId=nk04500&num=106595

“金与正,党宣伝煽動部掌握…金己南顧問で降格”
消息筋“金正恩,信じるほどの実の弟に偶像化事業任せて”
李サンヨン記者| 2015-07-20 11:37
北朝鮮金正恩の妹金与正が労働党宣伝煽動部を掌握して,金正恩偶像化作業を主導していて金己南は顧問として降格されたと伝えられた。
日本のある対北朝鮮消息筋は20日デイリーNKとの通話で“金正日時代権力強固化のために補佐業務を引き受けた叔母金ギョンヒのような役割を金与正がしている”としながら“副部長の金与正は宣伝煽動部の失権を事実上掌握して金正恩に対する偶像化事業を陣頭指揮している”と伝えた。

引き続き消息筋は“執権4年目に入り込んだ金正恩体制が前代最高指導者らが構築した偶像化作業を強化するために金正恩が妹を直接投じたこと”としながら“金正恩も金与正を信任しているという”と付け加えた。

それと共に彼は“金与正がいわゆる‘白頭血統’という点で偶像化と‘最高尊厳’宣伝業務を担当するのに最適の人物だと見たようだ”としながら“これに伴い金与正は金正恩とその一家の政治的地位を浮び上がることを直接担当している”と強調した。
特に彼は“恐怖政治をしている金正恩が多い幹部らを粛清しているのに,これは信じるほどの幹部らがないためだ”としながら“自身の偶像化などを担当する金与正は実の妹だから信じて任せていること”と話した。

その間金氏一家の偶像化宣伝を担当した金己南党秘書は宣伝煽動部顧問という職責で金与正を助ける後見の役割をしていると消息筋は伝えた。

消息筋は“金正恩は信じるほどの金与正に宣伝煽動部の失権を与えるために‘偶像化事業を正しくできなかった’という責任を問うて,金己南を顧問で降格させた”としながら“その間の功労があるという点で‘顧問’という名誉を与えたが失権がない職責だと見ることができる”と説明した。

彼は引き続き“高齢(89才)であるためにからだが良くないという点も今回の決定に影響を及ぼしたと見られる”としながら“その間北朝鮮では‘顧問’という職責がなかったのに,最近金己南に顧問という職責を作ってやった”と付け加えた。

金己南は1966年党宣伝煽動部副部長を始め労働新聞責任主筆,1990年代宣伝扇動部長と宣伝担当秘書を引き受けながら,北朝鮮の偶像化宣伝を実質的に率いた。


だが今年4月開催された最高人民会議第13期3次会議の時その間の主席団の最前列でない傍聴席に座った姿が捉えられて,地位変化があるのではないかという観測が提起されたことがある。

2015年7月21日火曜日

姜錫柱、病気で体重激減

外交の司令塔役が病気だったようだ。

姜錫柱北朝鮮朝鮮労働党中央委員会政治局委員兼党中央委員会(国際担当)秘書が病気でやつれているという証言が出てきた。
ウォルフガング,ノ・パク前ヨーロッパ議会議員は20日午前ソウル,鍾路区政府ソウル庁舎でホン・ヨンピョ統一部長官に会って"私たちは(北朝鮮で会った)ミスター・カン(姜錫柱)が非常に体調が悪いのを見て驚いた"として"彼は病院から出て,私たちをむかえた"と話したと伝えられた。

ノ・パク前議員は姜錫柱の体重が20㎏ほど減ったとも説明した。
ただし一部では姜錫柱が病気をしたが業務を遂行するには問題がないという分析も出てくる。

最近姜錫柱が北朝鮮代表団を率いて先月25日から今月の初めまでキューバを訪問し,ラウル カストロ キューバ共産党中央委員会第1秘書兼国家理事会委員長など主要人事らに会って,協力方案を議論したとも伝えられる。

http://www.ytn.co.kr/_ln/0101_201507202313558682

2015年7月18日土曜日

米国、北朝鮮とは和解しない

 

http://blog.donga.com/nambukstory/archives/109380

イラン核交渉を妥結した米国が北朝鮮とも核協議にはいるのか注目される。

ポラク オバマ米国大統領が2009年就任当時'握手しなければならない時'に選んだ北朝鮮とイラン、キューバ中握手をできない国は北朝鮮だけが残った。

キューバとは先月大使館開設に合意するなど公式外交関係を回復した。
しかしイラン核問題は北朝鮮の核問題と違うだけでなく今回のイラン核交渉妥結が北朝鮮との交渉に及ぼす影響は大きくないというのが外交家の共通した意見だ。

まずイランの核開発が初期段階と評価されたことと別に北朝鮮の核能力が高度化されているという点が違う。

北朝鮮は自ら'核保有国'であることを主張するだけでなくすでに3回の核実験を進行した。

これに国際社会は北朝鮮に'完全で検証可能で、復帰不可能な核廃棄'と一緒に対話に出ることを要求しているけれど北朝鮮がこれを受け入れることが皆無だ。

2013年核・経済開発並進路線を採択して、核強国の野心をもう一度表わした北朝鮮は潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)試験発射を押し切るなど核・ミサイル開発を持続してきている。

対北朝鮮制裁解除に対する北朝鮮の欲求がイランだけに大きくないのも問題だ。

イランの場合原油輸出が経済に大きい影響を及ぼすことによって国際社会の経済制裁解除は交渉の大きい原動力になった。
反面北朝鮮は国際社会での孤立にも関わらなくなっている。

国連安全保障理事会がすでに5回も出した対北朝鮮制裁決議案も事実上力を出せなくなっている。

これにイラン核妥結の余波が北核議論の再開に影響を及ぼす可能性は低いことと観測される。

むしろイラン核交渉で核問題解決にある程度成果を出したオバマ政府が任期を1年半残しておいて北朝鮮の核問題に無理に挑戦しないという展望が出てくる。

ポラク オバマ大統領は2009年'核兵器がない世界'を宣言して、その年ノーベル平和賞を(受ける)乗ったがその後関連成果がなくて、非難を受け入れた。

これにイラン核妥結で大統領選挙を控えてかろうじて雰囲気を反戦させたオバマ大統領がまた再び北核問題という難題に挑戦する可能性は低いと見られる。

ジョン・カービー国務省スポークスマンも15日(現地時間)ブリーフィングを通して"という核妥結が北朝鮮とは関連がない"として"が妥結で北朝鮮に対する米国のポジションには変わることがないこと"と釘をさした。

事実上米国は北朝鮮が2012年2・29合意を破棄して'実用衛星'という名目で長距離ミサイルを発射した以後北核問題に対する意志を喪失した。

2・29合意破棄は米国政府が北核問題を優先順位で先送りしておいてイラン核問題に集中する契機になったと知らされた。
以後米国は北核問題に積極的に出ることより制裁を通して'管理'しようとする姿を見せた。

梁ムジン北朝鮮大学院教授は"米国は対話の門が開けているとしても、実質的に北朝鮮に制裁を通した屈服を要求している"として"米国の基本立場が変わらない限りオバマ任期内に北朝鮮との対話の可能性は低いと展望する"と話した。

さらに"今のように北米、北中間対話がないならば、むしろ北朝鮮が制裁に対する正面対抗で10月10日労働党創建70周年記念日をむかえて、挑発する可能性もある"として"それでは状況がより一層悪化すること"と付け加えた。

(ソウル=ニュース1)

2015年7月17日金曜日

化学武器開発者亡命はウソ?

幹部クラスの大量脱北が起きているとの報道も怪しくなった。

7月2日,国内メディアが北朝鮮の人権団体関係者を引用して“北朝鮮の生化学武器開発に参加した研究員が住民たちを対象にした生体実験資料を持ってフィンランドに亡命した。EU議会で非公開証言をする計画”といっせいに報道した。
当時国内メディア“慈江道にある江界微生物研究所所属研究員が去る6月初めUSBに生体実験関連資料15GbをUSBに入れて,亡命した”と伝えた。

 だがこの報道に対して‘自由アジア放送(RFA)’がフィンランド移民国関係者を引用,“事実ではない可能性がある”と報道した。
‘自由アジア放送’はフィンランド移民国の公報室長と接触して確認した結果今年1月から6月まで北朝鮮国籍者がフィンランドに亡命した事例がなくて,亡命申請後承認手続きを進行中である可能性もないと伝えた。

フィンランド移民国公報室長は‘自由アジア放送’側に“フィンランドに亡命した場合直ちに国境警備隊,警察に連絡を取って,亡命申請をしなければならない”として関係当局が知らない亡命はありえないと答えたということだ。

北朝鮮研究員が‘非公開証言’をすることといっていたEU議会もまた“議会次元でそのような日程はまだ決まっていない”という答弁を‘自由アジア放送’に送ってきたという。

‘自由アジア放送’の報道のとおりならば,北朝鮮生化学武器研究員のフィンランド亡命自体が‘嘘’起きる可能性が非常に高いのだ。

‘自由アジア放送’のこのような報道は去る14日国家情報院が国会情報委で北朝鮮関連報告をしながら“最近メディアが報道した北朝鮮最高位級亡命説は事実でない”と明らかにしたことと同じ脈絡と解説することができる。

北朝鮮最高位級幹部から北朝鮮生化学武器研究員亡命説まで,しばらく国内メディアを興奮させた便りらは一部団体の意図的報道である可能性が高まっている。