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五味洋治のページです。主に韓国での北朝鮮関連報道を訳していますが、日本語で紹介されない記事を私の目でセレクトしています。私の執筆活動、経歴についても掲載しています。最近のお勧めは、北朝鮮の軍事関連報道です。日本のメディアが伝えていない細かなものまで拾っています。私がかつてここに書いた金正恩の性格分析は今も十分通用します。筆者へのご連絡はこちらをクリックしてください。コメントは実名以外受け付けません。

2016年9月23日金曜日

中国の影 北朝鮮制裁が効かない理由は? 米韓の研究所が報告書

韓米研究所“中企業,北朝鮮と核開発物質持続取り引き”
“中企業・個人・船舶など562ケ対象,北企業・機関と交易しながら‘制裁回避窓口’用意”

金カヨン記者| 2016-09-20 10:46

国際社会の高強度対北朝鮮協調の中で北朝鮮がこれ見よがしに5次核実験を強行できた背後で中国企業と個人が指定された。

韓国,牙山政策研究院と米国国防問題研究センター(C4ADS)は19日中国会社248ケ所と個人167人,船舶147隻などが国際社会の監視網を巧妙に避けたまま北朝鮮企業などと直間接的に取り引きしてきたと明らかにした。


特に核開発とミサイル材料で使われるアルミニウムやタングステンなどの物質まで北朝鮮に売ってきたこととあらわれて,波紋(波長)が予想される。


二つのシンクタンクがこの日発表した報告書‘中国の影’の中で(In China's Shadow)’は1年6ケ月間北朝鮮の貿易関連データを分析した結果を提示しながら“現在中国や東南アジア国家企業と合法的に貿易活動をする北朝鮮企業相当数が制裁対象企業の所有か系列会社などの形態”と発表した。


報告書はこれを“事実上‘制裁回避窓口’として悪用されている”と説明した。

報告書によれば,制裁対象目録に載った北朝鮮企業らが貿易を持続するために幽霊会社を設立したり段階別で別途の仲介人を雇用するなど制裁を回避する窓口を用意してきている。

報告書の原文はここにあります。

http://en.asaninst.org/contents/in-chinas-shadow/

2016年9月20日火曜日

北朝鮮内部、反金正恩感情が拡散 RFA

 

原文には「情緒」という単語が使われている、これは「感情」と同意語です。

意図的な記事のような気もするが、翻訳してみた。将来が不安で幹部たちも占いに頼っているという内容だ。本当ならかなり深刻だが、どの程度なのかは正直分からない。http://www.rfa.org/korean/in_focus/ne-je-09192016094111.html

アンカー:最近北朝鮮住民たちの中で反金正恩情緒が早く広がっているという便りです。
このような事態を把握した国家安全保衛部が‘最高尊厳’を傷つける行為を厳罰するとし調査を始めたと消息筋らは伝えています。
北朝鮮内部の便りキム・ジウン記者が報道します。

最近北朝鮮内で金正恩を卑下する内容のうわさが手のほどこしようもなく広がって、国家安全保衛部が調査を始めたと知らされました。

だが‘最高尊厳’金正恩を卑下するうわさは高位層らの間でさらに広く広がっていると消息筋らは主張しました。

平安南道の一消息筋は16日“今月中旬開かれた幹部講演会で最高尊厳に対するき損行為を厳重に、処罰すると宣言した”として“演壇では講師が最高尊厳を強調したが、これまでとは違い参席者らが無反応ないしは、すっきりしない反応を見せた”と自由アジア放送(RFA)に明らかにしました。

消息筋は“幹部講演会では党員らと幹部らに中央の方針や指示内容を伝達する中で最高尊厳き損行為に対する厳重警告があった”として“最近では各人民班会議でも最高尊厳を傷つける行為を厳しく調べるという警告を住民たちに伝達した”と言及しました。

消息筋はまた“国家安全保衛部が最高尊厳を傷つける行為を、韓国の国家情報院と関連したスパイ行為で分類した”としながら“国内の反革命分子らと思想が不潔な者らのあらゆる策動を厳重に、処罰すると宣言した”と伝えました。

それと共に消息筋は“最高尊厳に対する情報を解明しようとする者らを、申告することも注文した”として“保衛部が調べる最高尊厳き損行為には、言葉と行動だけでなく占いを通して、最高尊厳と国の運勢を占ってみる行為も包含される”と付け加えました。

これと関連して咸鏡北道のまた他の消息筋は15日“最近では(秘密警察である)国家安全保衛員や保安員らが占いを訪ねて行って占ってもらうのが一つの風潮のように広がっている”と明らかにした。

さらに“高位層らが腕が良いという占い所を探して通いながら、朝鮮(北朝鮮)の未来と金正恩の将来に関し運勢を見るのが流行している”と自由アジア放送に明らかにしました。

消息筋は“国内外の情勢が不安になるほど占い師に頼る社会的風潮はいつの時より激しくなっている”として“幹部らは自身の未来が心配になって、占い所を訪ねて行って、大きい金を出しながら、運勢を見る”と指摘しました。

消息筋は続いて“高位層らは自身の運勢だけ見るのでなく、国と金正恩の運勢も聞いている”と述べた。
また“占い師らが金正恩の観相と運勢が2019年までつくすと話したと知らされながら、高位幹部の中に‘2019金正恩終末論’が隠密に広がる雰囲気”と話しました。

消息筋らは国家安全保衛部が緊急調査を始めたことはこのような‘金正恩終末論’の拡散を感づいたためとしながら金正恩の北朝鮮が不安な将来をむかえるようになるという噂で、内部の雰囲気が非常に落ち着かないと強調しました。

2016年9月12日月曜日

韓国政府が準備するKMPR(大量報復作戦)とは何か


北朝鮮の5回目の核実験に対応する韓国側の対応が、報道を通して明らかになった。
これが全てか分からないし、多分に見せつけ効果を狙ったものだろうが、何かきっかけで双方が激しく応戦するなどということも想定されよう。

韓国聯合ニュースによれば

韓国側は、5回目の核実験に対抗し「3軸打撃体系」を準備しているという。


有事の際

1.移動式発射台と固定施設などを先制打撃
2.防御地域を拡大して迎撃能力を向上する
3.北朝鮮の金正恩労働党委員長を除去する

1 では地上・海上・水中発射弾道・巡航ミサイル、空中投下誘導爆弾、ミサイル戦力を集中的に開発することにしたという。まだ準備中のようだ。

韓国国防部の説明では弾道・巡航ミサイルの総量では、すでに北朝鮮と対等な水準に到達している。

巡航ミサイルの精密打撃能力と空対地誘導爆弾・ミサイルは対北朝鮮優位を確保している、という。

第2軸は韓国型ミサイル防御体系でKAMDという略称が付いている。

北朝鮮で発射され、韓国側に飛んでくるミサイルが地上に到達する前に先端対弾道弾ミサイルで迎撃する概念だ。相手の動きを察知して先制攻撃を加えても反撃は避けられない。

防御を固める狙いだ。

現在弾道弾早期警報レーダー、イージズ駆逐艦、パトリオット(PAC-2・PAC-3)ミサイルなどを戦力化して、首都圏と主要飛行場など核心施設に対する弾道弾探知と防御能力を構築している。


これからパトリオットと中距離地対空ミサイル(M-SAM)の性能改良、長距離地対空ミサイル(L-SAM)研究開発等を進める計画だ。

最も関心を引くのは3番目の軸だ。

軍が最近発展させた概念だという。

第3軸はKMPR(大量懲罰報復:Korea Massive Punishment & Retaliation)を指す。

韓国では北朝鮮への攻撃を、膺懲という単語で表現する。つまりは「悪行を懲らしめる」という意味だ。英語にすればpunishmentとなる。同じ民族同士の戦闘に、こういう理屈をつけているわけだ。

同時・多量・精密打撃が可能なミサイル戦力と専門の担当投入作戦部隊を運用して、金正恩など北朝鮮戦争指揮部を直接ねらって、報復する体系をいう。

精鋭化された専門担当特殊作戦部隊を運用して、有事の際金正恩を除去することもできるということだ。

軍当局が公式否認している斬首作戦という用語と多少差があるが彼を除去するという側面では同じ概念で見られる。

この特殊部隊の詳しい内容は分かっていないが、かつて映画の実尾島などで描かれた、存在すら秘密の隊員たちが、特殊訓練を受けているのかもしれない。

北朝鮮は'最高尊厳'を冒とくする行為であり、これを強力に死守することだと強力に反発するものと見られる。

これらの作戦の中心地は空軍の烏山の空軍作戦司令部であり、'K2作戦遂行本部'という名前で運用されており、指揮命令系統の整備が進んでいる。

 

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2016年9月9日金曜日

米国は今後、金正恩の北朝鮮を攻撃するか?

北朝鮮のミサイル挑発がやまない。今年に入って21発発射した。9日には5回目の核実験に踏み切った。国連安保理の対応の限界を露呈した形だ。

現在兵国は大統領選の終盤を迎えており、対処する段階ではないが、新しい大統領、特にヒラリー氏が選ばれた場合、かなり厳しい政策を取ると予想されている。

過去、米国は何回も北朝鮮への直接的な攻撃を検討している。

1回目は冷戦時代の1958年、韓国には核兵器が1000個以上配備され、主にソ連に向けられた。もちろん朝鮮戦争を引き起こした北朝鮮も意識していた。

2回目は1968年、米国の戦闘機が北朝鮮によって撃墜された時だ。

当時のニクソン大統領が、限定的な核攻撃を検討していたことが、機密解除された文書から明らかになっている。

当時の韓国KBSはこう伝えている。

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北朝鮮が1969年米国の偵察機を撃墜させた時、米国が核兵器攻撃のための緊急計画をたてたことが明るみに出ました。


今日公開された機密文書の主要内容をワシントン ホン・キソプ特派員が報道します。
<リポート>;
米国防総省が北朝鮮に対する核兵器攻撃を含んだ緊急計画をたてて、ホワイトハウスに報告したことは去る69年6月25日です。
北朝鮮が米国の偵察機を撃墜して、31人の乗務員が亡くなってから二カ月後のことでした。

’フリーダム ドロップ’との作戦名が付けられた戦術核兵器使用緊急計画は北朝鮮が新しい挑発に出る場合韓国を防御するためで3種類攻撃方案を提示しています。

北朝鮮を懲らしめる狙いで0.2から10キロトンの破壊力を持つ核兵器で指揮統制センター、飛行場3ケ所、海軍基地など12ケ所以上を標的にしています。

2番目は70キロトンの核兵器で16ケ所の飛行場を打撃して、空軍力を壊滅するという方案です。

3番目は10で70キロトンの核兵器で北朝鮮の軍事力を相当水準無力化させるという内容です。

参考まで、広島に投下された原爆は20キロトンでした。

緊急計画はこのような戦術核兵器攻撃で予想される米国と韓国など味方の犠牲者数は、全体兵力の10%未満で民間人は100人から数千名に達することと予測していました。

しかしこのような核攻撃計画は3ヶ月後に作成された最終緊急計画からは抜けたと見られると機密文書は書いています。

<録音>;イ・フンファン(機密文書専門家):"結局は韓半島で全面戦争を憂慮した米国が軍事的オプションをあきらめて外交的解決を選択した"

北朝鮮に対する米国の核攻撃計画が文書で確認されたことは韓国戦争終戦翌年に続き今回が二番目だが、あたかも作戦計画のように空襲目標と予想被害まで詳細に一般に公開されることは今回が初めてです。

ワシントンでKBSニュース ホン・キソプです。

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この記事の原文はこちら

1976に起きたポプラ事件当時、米国はグアムから核兵器を装着したB52を南北軍事境界ラインに飛ばし、ミッドウェイ航空母艦を朝鮮半島周辺に派遣するなど、最大限の圧迫を加えた。

ポプラ事件は、国連軍兵士が斧でポプラの木の枝を切ろうとしたところ、これに激高した北朝鮮軍兵士が斧を取り上げたため、争いとなり、結局、北朝鮮軍兵士がアメリカ人兵士2名(ボニファス大尉とパレット中尉)をその斧で殺害、他のアメリカ人兵士と韓国人兵士数名にも重傷を負わせた事件だ。

北朝鮮側が事件への遺憾の意を示したため事なきを得た。

1994年、クリントン政権時代にも、北朝鮮への攻撃を真剣に検討したことがあった。

しかしシミュレーションしてみると「戦争勃発で、開戦90日間で5万2千人の米軍が被害を受ける。韓国軍は49万人の死者を出す。戦争費用は610億ドルを超える。最終的に戦費は1千億ドルを越す」という衝撃的なものだった。米国人8万~10万人を含め(民間人から)100万人の死者が出る」と報告もあった。

この計画を知った当時の金泳三大統領が反対し、カーター前大統領の調停が成立したことで、攻撃は見送られた。

オバマ政権も、北朝鮮への物理的攻撃の可能性を示唆している。

米太平洋軍のロックリア司令官は2012年4月17日、米韓連合司令部での会見で「韓米同盟のレベルで北朝鮮の核とミサイルの脅威に対するあらゆる範疇の対策を講じている」と述べ、基地に対して局地攻撃を加える可能性を匂わせている。

現段階ではTHAAD (サード=終末高高度防衛)ミサイルの在韓米軍配置や、SLBMの発射実験などで対抗しているが、北朝鮮の挑発行動がさらにエスカレートした場合、再度限定的な軍事、核施設攻撃が検討される可能性は十分あるだろう。

文責・五味洋治

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2016年9月8日木曜日

平壌の真ん中で幹部が‘ビラ’配布 韓国日報

http://www.hankookilbo.com/v/366acc1bbda64edbbf574b20754353f6

裏の取れない話だけれど、一応訳してみました。

平壌の真中で幹部が‘ビラ’配布…北核心層体制離脱兆候が明確に

北朝鮮‘金 正恩政権’を支える労働党前・現職幹部らが平壌で反体制印刷物(ビラ)をばら撒くなど不満を外部に表出する事例が頻発している。

金正恩委員長の恐怖統治に対する不安感と対北朝鮮制裁にともなう資金難で党幹部らの不満が積もり、北朝鮮核心層の体制離脱兆候が明確になっているのだ。

4日複数の対北朝鮮消息筋によれば、党幹部らが集まって住む平壌で昨年から‘ビラ事件’が相次いでいる。
今年の初めある前職労働党幹部が‘犬XX、なぜ私たちは生きられないか。
一生を努力したのに、すっかりだまされた’と書いた紙を平壌の公共場所に投げたあと、逃げて検挙された。


昨年には金正恩体制を誹謗するビラが大量に発見されて、平壌中がひっくり返ったことも伝えられた。

ある対北朝鮮消息筋は“公安要員らが総動員して捜査に入ったが犯人を検挙できなかったが、妻からの申告で前職幹部の仕業であることが露見した”として“妻が夫の寝言を聞いて、家族全員が処罰されることを恐れ、夫の行為をを申告した”と伝えた。

北朝鮮エリート層が集まった平壌でビラ事件が広まっているのは体制不満が核心層に広まっているという兆候だ。

これは対北朝鮮制裁余波で各機関ごとに資金難が深刻化するのに、上納金を求める圧迫は高まる一方なため起きたと分析される。

実際北朝鮮の各機関が今年に入って、運営資金がすっかりなくなって、一部機関はまったく出退勤のバス運行まで中断させたことが把握された。

北朝鮮のある中堅幹部は“(出退勤バスの中断は)、1990年代の苦難の行軍時期にもなかったことだ。

特に外貨稼ぎのために中国に派遣出てきた北朝鮮幹部らが窮地に追い込まれているようだ。

中国の対北朝鮮消息筋は“幹部らが上納金用意のために、中国側に送るための代金にも手をつけて、中国業者が抗議する場合も増加している”として“毎日中国業者から督促されるうえ、平壌からの督促にも苦しめられて、自殺するか悩んだり、北朝鮮脱出を諮問してくる幹部らが少なくない”と伝えた。

このような圧迫のため、昨年夏北京に派遣された軍需工業部所属ある機関長が、遺書を書いて屋上から投身自殺したと伝えられた。

事情がこうであるにも最近金ヨンジン内閣府総理処刑で見るように恐怖統治は強化され、党幹部らが在中国事業家など外部にいる人たちの中に‘最高尊厳’である金委員長に対する不満を露骨に示している。

他の幹部は“外国で学校も正しく卒業したのか分からない幼い奴が、話にもならない指示を出す”と語った。

対南工作機関所属幹部も“以前のようならば首領様を信じて、韓国と一勝負やってみようと思ったが、こういう状況では誰が命を賭けて革命をするか”として歯ぎしりしたと、中国消息筋は伝えた。

金グァンス記者rollings@hankookilbo.com

 

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2016年9月3日土曜日

光州事件に北朝鮮から6百人の工作員介入?韓国報道

 

光州事件に、北朝鮮の工作員が関与したという噂はあったが、これが北朝鮮の墓で確認されたという。墓の写真を入手し、300人が確認され、さらに300人分の名前の資料があるようだ。

今は、こんなことをやる力はないと思うが、これからこの事件をめぐる南北の歴史の闇が解明されるかもしれない。

北朝鮮軍光州(クァンジュ)5.18南へ派遣(南派)は事実と主張 民間人権活動家
-光州市民の被害と犠牲の原因と北朝鮮の対南工作実体糾明の端緒になるか。

http://www.newstown.co.kr/news/articleView.html?idxno=131477

北朝鮮の人権運動家金ジュホ博士(北朝鮮の難民保護協会スポークスマン 57)は27日午後ソウルで記者会見を開催、1980年光州事態(光州事件の韓国での呼び方)当時北朝鮮特需部隊が南へ派遣(南派)介入したという証拠の一部を公開した。

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彼らは資料公開に先に発表した声明で、“北朝鮮軍が介入した証拠を発表することで、私たちの公敵が北朝鮮軍であることを再確認する契機にならなければならないこと”であり、これによって“私たちの内部に新しい葛藤対立、不和と反目の火種になってはいけない。”と強調しながら、“光州市民に2重3重の苦痛を強要した加害者の正体を認識しよう”と主張した。

声明は今回の発表は特定の政治的目的を持ったのでなく、より良い未来のために国民大和合と国民大統合のためのものであり、北朝鮮が繰り広げた対南工作の真実を明らかにして、再び光州事態のような不幸が北朝鮮の対南工作によって、発生しないようにするためだと主張した。

金博士は光州事態当時,北朝鮮軍偵察局特殊部隊が大挙侵入して多くの要員が韓国で死亡した。死体のない人民軍英雄らの烈士墓には「ホン・ソンピョ、リ・ジンヒョクなどの(名前が記録された158人)同志の他に332人の人民軍英雄烈士が葬られている」と彫られているとして、墓碑写真を公開した。

韓国で5.18事態(光州事件の呼び方)が終わった1980年8月頃に建てられた咸鏡北道清津市、ソ連軍解放塔近隣に位置する「人民軍英雄らの烈士墓」は、一般人を含め、誰でも出入が可能で、墓地前面中央に立つ追悼碑は、1998年2月8日墓地として新しく建設された。墓地の位置は誰でも簡単に探せるといった。

追悼碑に彫られた158人が南朝鮮革命闘争で犠牲になった“人民軍英雄らの烈士”という記録を、それぞれ違った文書で重複確認したとし、158人を含め、300人が越える死亡者の‘死んだ日’が1980年6月19日で記録されていて、この日の意味を確認する過程で6月19日は所属部隊の光州南へ派遣(南派)作戦終結日であり、南へ派遣(南派)されて死亡した者らの死亡日を一律的に6月19日にしたためだと指摘した。


ホン・ソンピョ、リ・ジンヒョクなど(158人)外332人の"人民軍英雄烈士らが眠っている"と記録された4m高さの追悼碑に関して金博士は、法的証拠能力を十分にそろえた資料を多数確保している。

 

これからいくつかの資料を補完して早急な期間内に2次発表をすると約束した。

この日、ある傍聴者が“死亡者が何十人ではなく何百人というのは多過ぎではないか?”と疑問を呈した。

金博士は“確実な資料と根拠によって出した数字だから、多い、少ないと断定することは困る、としながら今まで北朝鮮軍600人介入説と光州近隣山間に死体数百の闇埋蔵説が出回ったことから見て、今後も死亡者名簿が増える可能性がなくはないと主張した。

これに対し他の参加者は1960年代以来北朝鮮の挑発の内容と規模規模の移り変わりについて聞いた。

1965年以前には1~2人組で味方前方に侵入、偵察を主としたが、1965年以後3人組5人組武装スパイで規模と様相が変遷してきて1967年には7人組9人組で規模が増えて群山、筏橋など私たちの後方まで侵入してきたと話をした。

続いて1968年1月21日に武装共産軍金新朝一党31人が大統領府の前まで侵入してきた時、その規模と大胆さに驚いたし10ケ月後、11月には蔚珍、三陟山間奥地に武装共産軍を120人余り侵入させた。

その時から満22年も過ぎた1980年の光州事態に、600人も侵入させたとすれば、話が合わないと言った。

しかも名前が確認された死亡者じゃ300人余りとしたら、これは誰でも簡単に納得するには難しい数字であることに間違いない。

しかし北朝鮮内部で作成した文書に記載された名簿が、追悼碑に彫られた名前と正確に一致したことから見て、たとえ数字が常識水準以上で多いといってもこれを正面から否定する根拠や論理はないだろう。

発表現場で墓地および墓碑写真の他に、別途に提示したいくつかの資料を読んだソ・ソクク弁護士は、法的証拠力を持つ欠点がない資料と評価しながら、問題は一般国民が簡単に納得することができるように追加的な証拠と資料が補強されて、誰も否定したり反論を展開することができなくなることだ、と希望した。

この日参席者らは光州事態に北朝鮮軍が大規模に南へ派遣(南派)されたということに驚いた、としながら北朝鮮は今後、これよりはるかに大きい規模で挑発してくることも考えられるとし、

そのような場合を備えて、政府と軍はもちろん私たちの国民特に若い世代らが警戒心を持つべきだと口をそろえた。

ペク・スンモク論説委員hugepine@hanmail.net

 

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