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五味洋治のページです。主に韓国での北朝鮮関連報道を訳していますが、日本語で紹介されない記事を私の目でセレクトしています。私の執筆活動、経歴についても掲載しています。最近のお勧めは、北朝鮮の軍事関連報道です。日本のメディアが伝えていない細かなものまで拾っています。私がかつてここに書いた金正恩の性格分析は今も十分通用します。筆者へのご連絡はこちらをクリックしてください。コメントは実名以外受け付けません。

2017年1月27日金曜日

朴槿恵大統領 大反論

朴槿恵大統領がインターネットを通じて自分の疑惑に反論した。以下は要旨である。自分の勉強も兼ねて訳してみた。
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=shm&sid1=100&oid=055&aid=0000498632

朴槿恵大統領は25日インターネット放送チョンギュジェTVを通して公開された韓国経済新聞チョン・キュヂェ主筆とのインタビューで崔スンシル国政壟断事態と関連したすべての疑惑らに対して否認する既存の立場を繰り返した。

朴大統領はセウォル号惨事当日大統領府で巫女祭りを繰り広げたか薬品に酔っていたという疑惑に対して強く否認しながら,弾劾根拠ではぜい弱だと主張した。

また崔スンシルの助けは演説文一部助言に限定されたし,大企業総師らにミール・Kスポーツ財団設立名目で出演金を片付けたことは私益のためのものではないと話した。

次は朴大統領のインタビュー要旨だ。

-最近国会議員がおかしなパロディの絵を展示したのをどのように見たか。
"人が越えてはいけない線があると考える。
だがどんな罪の意識もなしで(その線を)簡単に越えられるとのことを見ながら,それが現在韓国政治の現住所と考えた。"

-部下長官だったユジンリョン前文教体育省長官の憲法裁判所での暴露はどのように見たか。
"長官で在職する時,言葉と退任した後の言葉が変わること,嘆かわしいことだと考える。"

-大統領府で巫女祭りを繰り広げたとのことと向精神性医薬品に中毒したという部分に対する立場整理をしてくれ。
"向精神性薬品を食べたとか,クッ(祭祀)をしたとかその他いろいろあるのに全く事実でない。
とんでもない話だ。
雲をつかむような話らは大統領を引き下ろして弾劾させるために作られた嘘だ。
弾劾根拠ではぜい弱だ。"

-一度記者会見を通して,一部疑惑らに対して認めた後その以後あふれたすべての疑惑を認めるようになってしまった。
"私が助けを受けたことは一定期間一部演説文表現のような部分であった。
事実関係を正して,私が知らない間私益を取ったということは私の手落ちであるから国民に深慮およぼした部分に対して謝ろうと記者会見をしていた。"

-正閠会と密会を分けたか。(意味不明 筆者)
"一言で国品格落ちる話だ。
答えるのも本当に心苦しいことで,そんなことは有り得ないことだ。
チョン・ユヌェ氏は私が大統領就任するかなり以前に他の事情で私を助けたことを止めて違ったことをするようになった。
その後で会ったことがない。"

-崔スンシルと高ヨンテの関係は分かったか。
"全く知らなかった。
高ヨンテの名前も存在さえも知らなかった。"

-最後にチョンユラを見たことはいつだったか。
"幼い時見た。
本来の名前はジョンユヨンで知っていたし改名した事実も今回分かった。
崔スンシル改名事実も今回分かった。"

-崔スンシルと朴大統領が事実上経済的同一体という検察の論理はどのように見るか。
"それ自体もお話にならない嘘だ。
構成してもとても不当に構成したのだ。
経済共同体という話はとても変だから特検でも撤回した。"

-崔スンシルが大統領府を私有化したという主張に対して認めるか。
"いや認定できない。
壟断関連疑惑は大きく三つだ。
政策関与・機密漏洩・人事介入だ。
崔スンシルが政策と機密を分かったということはお話にならない話だ。
要人の場合もある二人が願って推薦するといって良いこともあるシステムが絶対ではない。"

-文化分野のほか他の分野の人事課政に崔スンシルの影響があったか。
"ない。文化の側に少しあっただけだ。
推薦はできるが推薦したといってできることではない。"

-崔スンシルが大統領に直接申したか,でなければ秘書ラインを通して話をしたか。
"主に秘書官を通してした。"

-個人的倫理を大きく思って見たら大統領として守らなければならない部分らをのがしたのではないのか。
"今回に始めて知るようになったことらが多かった。
見回すことができなかったとすれば私の手落ちで誤りだという考えはした。
以前には全く知らなかった。"

-ブラックリスト件で拘束されたチョ・ユンソン前長官に対してはどう思うか。
"ブラックリスト自体は知らないことだ。
贈収賄罪でもないが拘束までするというのは個人的な考えではとても科したと考える。"

-国会・言論・労組・検察4台勢力が同盟結んだように大統領を沈没させている。
改革が足りなかったと考えるか。
"その間推進してきた改革に対して反対する勢力らもあることで,また体制に反対する勢力らも合流したのではないか考える。"

-弾劾案が引用されたらその間推進した改革らは忘れられるだろう。
政界変化はどのように起きるだろうか。
"そのように努力したのにならない改革がそのように崩れたのに改革をまたする意欲が出るか。
改革は永遠に川をわたった。"

-今回の事件背景に陰謀説があると主張する人々もいる。
背後勢力があると考えるか。
"率直な心情で進行過程を追跡してみればかなり以前から企画されたという感じを消せない。
偶発的によいものではないとの感じがある。
"

-憲法裁判所の裁判手続きは公正だと考えるか。
"公正な裁判がなされることを希望している。
裁判受ける立場でそれ以上申し上げにくい。"

-憲法裁判所出席有無と特検調査受け入れるかどうかは。
"憲法裁判所出席はまだ検討になったことがない。
特検調査には臨もうとしている。"

-ろうそく追悼集会あるいは太極旗集会に直接出かけてみるつもりはないか。
"ろうそく追悼集会は出て行くつもりない。
太極旗集会はまだ決まったことがない。"

-開城工業団地閉鎖も崔スンシル作品という主張に対してはどう思うか。
"情けない。
本当に情けない話だ。"

-自分の業績について。
"国家アイデンティティー守護に基盤を固めるために多くの努力を傾けた。
財政管理が上手で,国家信用等級が歴代最高値を記録した。
4次産業革命が形成されるように基盤を(確かめる)固めるのに心ヨを傾けた。"

-崔スンシル事態ではなかったらどんな政策に邁進しそうなのか。
"対北朝鮮関係,経済分野などの根をおろすために心血を注いだし成果が現れ始めたことらが幾つもある。
仕上げを上手に出来たらどれくらい良いだろうかと思う残念さと苦しさがある。"

-THAAD (サード=終末高高度防衛)配置問題は中国と合意を見られなかったか。
"中国とも疎通をしようと多くの努力をした。
だが買う北朝鮮の核ミサイル威嚇から私たちの領土と国民の生命を守るための最小限の防御システムだ。
それをしないならばとても誤った国だ。"

-職務停止状態が中国の神経質反応を強化していると考えるか。
"手足が縛られなかったとすれば私が色々な力を使ったことらがある。
国家発展は主権(株券)を守るために努力するのだ。
主権(株券)が踏みにじられればくみしやすい国になって,ずっと踏みにじられる。
それでは国を守ることができない。"

-トランプ米国大統領当選はどう思うか。
"よく対応していくために敏捷に努力をよくしなければならない時と考える。
東北アジア環境も変わるのにどのようによく解決するかに対する悩みとそれに対する努力がよく見られないようで心配だ。"

-セヌリ党が徹底して崩れるようだ。
"あの政党に行けば票をたくさん得て当選することができるという利害関係で作られた政党は力を使えない。
(そのような政党は)国のために役割をするのが難しいと考える。"

-夕方には主に何をしているか。
TVドラマを見ているいう人と書類を積み上げて勉強しているという人がいる。
"ドラマをたくさん見る時間はない。
書類という件一日だけ過ぎても積もるはずだから見なければならない。
夜遅くあるいは週末にも書類らを取りまとめてみた。"

-セウォル号7時間に対して執拗に尋ねるのは女性に対する卑下意識が潜在していることという指摘に対してはどう思うか。
"女性でなければそのような卑下を受ける理由がない。
女性卑下と考える。
今回女性卑下が大騒ぎでもなかった。
外国がみな見ることだがその間韓国に対して持ったイメージがたくさん崩れたことと考える。"

‐北朝鮮が変化を見せるようになるという予感があったか。
"北朝鮮と対話して文化体育中心の交流を通して,平和的に同質性を回復しようとする試みをしていた。
しかしミサイル発射と核実験に戻った。"

-崔スンシルは大統領にどんな存在だったか。
"私にわずかなお手伝いなど助けたことはある。
ところで今回展開したことを通して,私が知らなかったことらがたくさんあったんだなあと感じた。
"

-最後にしたい話は。
"あまりにも多くの虚構の中で誤解を受けているのが気に障って大変だった。
だが国民がこういう渦中にも支持を送ってくれるのに対して私が大変だが力が出る。"

2017年1月22日日曜日

北朝鮮 「平壌放送 暗号放送 (평양방송 암호방송)」 2016/09/16 日本語字幕付き Spy Broadcast of the DPRK...

今年に入り乱数放送3回目

北朝鮮が22日南へ派遣(南派)工作員指令用と推定される'乱数'放送をまた送りだした。
2017年に入り3回目の'乱数'放送だ。
'聯合ニュース'によれば北朝鮮'平壌放送'は22日午前0時15分"今から21号探査隊院らのための遠隔教育大学情報技術基礎復習課題をおしらせする。

問題を読み上げるとして"913ページ87番,759ページ67番,22ページ64番…"というような数字を読んで,同じ内容をもう一度繰り返したという。

この日アナウンサーが朗読した数字は去る1月8日放送されたことと同じ内容だ。
北朝鮮は2000年6・15南北首脳会談以後'乱数'放送を打ち切って16年ぶりの2016年これを再開した。
北朝鮮は普通2~ 3週間隔で'乱数'放送を実施しており,5日ぶりに全く違う内容の放送を送りだすこともした。
現在国内北朝鮮専門家たちは北朝鮮の'乱数'放送再開理由に対して▲南に送り込まれたスパイ指令命令用▲韓国情報機関および防諜機関混乱誘発用▲対南緊張造成用▲南に送り込まれたスパイ訓練次元など多様な意見を出している。

だが正確な理由と目的はまだわからない。

北朝鮮が南に送り込まれたスパイらに指令を下す手段では'乱数'放送他にも▲直接接触▲無人ポスト(スパイ装備秘密埋設場所)を利用したデッド ドロップ▲インターネット▲ファックス▲国際電話および国際郵便などを使うと知られている。
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なんとも秘密めいていていいね。昔は短波ラジオでよく聞いていた。https://www.newdaily.co.kr/news/article.html?no=333817

弾劾裁判の結論は2月中か 韓国テレビ

 憲法裁判所の朴槿恵大統領弾劾審判が予想以上に早いスピードで動いている。
今週25日まで証人審問が予定されているが、
これ以上証人採択が予定されておらず、このままなら2月初めにも決定が可能な展望です。
 盧武鉉前大統領弾劾審判時は最後の弁論以後2週ぶりに棄却決定されてきました。
大統領側は地縁戦略に出ているが憲法裁判所の弾劾審判時計は早く回っている。

http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=tvh&sid2=750&oid=448&aid=0000197380

とすると結論は出た可能性がある。すでに崔順実は審問を受けている。

2017年1月8日日曜日

金正恩 暗殺は不可能

 

 昨年8月に脱北し、韓国入りした前駐英国公使の太永浩(テ・ヨンホ)氏が、昨年末から記者会見を開いたり、国会で証言するなど、活発な活動を繰り広げている。エリート外交官は、北朝鮮の現実について話した内容を現段階でまとめて見る。
 太氏は1997年に米国に亡命した張承吉(チャン・スンギル)元駐エジプト大使以来、最高位の亡命者となる。韓国に来た脱北者としては黄長ヨプ労働党書記以来だ。
一方、北朝鮮は、太氏について「公金を持ち逃げした特級犯罪者」と攻撃している。
 先月19日、国会情報委員会で証言したあと、太氏は先月27日には、韓国統一省で、記者会見を開いた。その後もKBS放送など各メディアとの単独インタビューに応じている。
 北朝鮮は、これまで高位脱北者の暗殺を行ったことがあるが、太氏は、「今後、身辺に脅威を受けても対外公開活動をする」「5年以内に金正恩政権打倒を目指す」と話している。表情も明るく、これまでの脱北者とはかなり違った印象を受ける。各社のインタビューを読むと、異常に高揚しており、証言内容についても大丈夫なのかと思わせる節がある。

 北朝鮮の幹部たちの生活について「北朝鮮では職位が上がるほど、高位層であるほど監視が厳しくなり、自宅内の盗聴が日常化している」と明かした。玄永哲人民武力部長(66)が処刑(2015年4月)された理由について「家で(盗聴されていることを知らずに)よくない話をしてたのが原因だった」と説明した。ただ、実際に何を話したのかは知らなかった。
 太氏は、2014年に平壌に戻った。金正日時代には公式行事が行われる場所に入る時、正装した保安要員らが入場者の身分証を検閲していた。
 しかし、今は軍服を着て銃を持った要員が配置され、人びとが「金正恩万歳」と叫んでいる間も機関銃を持って向けて警戒をしていた。
 自分の安全のため、相当警戒しているようだ。
 太氏によれば北朝鮮の外交官給与は「国ごとに違うが、一般的に大使は月900~1100ドル、公使は700~800ドル」と明らかにした。
 そして、「海外に勤務する北朝鮮外交官はあらゆる手段と方法を動員してカネを稼ぎ、生き残りを図る」と説明した。
 北朝鮮にいる政府の幹部の業務についても触れた。
 「外務省職員は業務上米CNN放送も見て、インターネットも使うが、労働党中央党幹部は、業務との関連性がなければCNN放送が放送されている部屋には入れない」という。外部からの情報は徹底遮断されているようだ。
 ただし、幹部だけが見られる資料がある、局長級以上は資料通信や参考通信と呼ばれるものだ。海外のニュースが、そのまま掲載されている新聞と思われる。
 もちろん一般市民には海外の事情や、韓国のことはほとんど知らされない。
 最高指導者、金正恩氏の母親は在日コリアンの出身で、北朝鮮ではいまだに出身が隠されている。この点について「金正恩としては自分の父親とともにいた老幹部がいるなかで、母親の存在を話せないでいる」と語った。 海外にいる北朝鮮の人たちは、インターネットが使えるのかという質問に対しては、「今はスマートフォンの時代だ。これを使えば、インターネット閲覧は簡単にできる。自分も韓国メーカーLGの携帯で、ネットを見ていた」という。
 金正恩の叔父、が2013年暮れに処刑された。この事件について、太氏は「北朝鮮に衝撃を与えた事件だった。金氏一族内で権力闘争は以前からあったが絶対公開しなかった。ところが張成沢の処刑は公開し、一気に始末をつけた」
 英国の新聞、サンデータイムズは、北朝鮮の英国大使館が核技術を盗み出すため100万ポンド(約1億2700万円)を英国国防省および海軍関係者に贈賄する工作を行ったと報道した。これについては否定した。 
 ただ北朝鮮の外交官は、本国の国防力発展のための最新科学技術と国防技術を収集することを課されていることは認めた。
 国連などからの制裁は、少なからぬ影響を与えていた。太氏は「対北朝鮮制裁以後、英国で大使館の職員が、英国の現地銀行300支店と口座開設について交渉したがすべて拒絶された」と明かした。
 これらの口座は裏金づくりなどに使われることが疑われたようだ。
 さらに、北朝鮮から海外に出ている外交官は「一般的に1年に10万ドル程度を祖国に捧げる」と語った。かなりな額を送金するよう求められているようだ。
 太氏は、8年間海外生活をしていた。このため、北朝鮮の権力層に関する内部情報については、あまり知らなかった。
 北朝鮮での韓流ブームにも触れている。かなりはやっているようだ。

 前公使は1月8日に放送されたチャンネルAというケーブルテレビとのインタビューで金正日総書記が韓国で制作された大河ドラマ、李舜臣を高位幹部に見せて、「これと同じ水準のものを作れ」と指示したと明らかにした。幹部たちも見たそうだ。
 しかし韓国の水準が余りに高かったため、新しいドラマがこの10年間制作できなかったという。
 また、金正恩がどこに住んでいるかは誰も知らないと話している。それゆえクーデターや、暗殺は不可能だということだ。

 「北朝鮮内部でも韓国のドラマをこっそりと見る。一般の住民も10余年前から『冬のソナタ』『秋の童話』をかなり見ている。北朝鮮の青年の言葉が「チャギヤ(あなた)」「オッパヤ(兄さん)」「ハルコヤ?(する?)』という言葉を使う」と韓国風の言葉を話している。

 今後韓国の対北朝鮮政策は融和に向かうと予想した。さらに、北朝鮮側も、今年の新年の辞で金正恩が肉声による新年のあいさつで「どうすればわが人民を神聖に、より高く尊ぶことができるか憂いで心が重い」「いつも気持ちだけで能力が伴わないというもどかさしさと自責の中で、昨年1年を過ごした」と語ったことを挙げ、「米国と韓国との対話を模索する」と語った。