お知らせ

五味洋治のページです。主に韓国での北朝鮮関連報道を訳していますが、日本語で紹介されない記事を私の目でセレクトしています。私の執筆活動、経歴についても掲載しています。最近のお勧めは、北朝鮮の軍事関連報道です。日本のメディアが伝えていない細かなものまで拾っています。私がかつてここに書いた金正恩の性格分析は今も十分通用します。筆者へのご連絡はこちらをクリックしてください。コメントは実名以外受け付けません。

2017年8月6日日曜日

北朝鮮の資金源遮断は困難

新しい安保理の北朝鮮制裁決議が採決された。
その効力については追って書きたい。

最近気になっているのが、脱北者から北朝鮮本国の家族に送られている金だ。

これがなかなか馬鹿にならない金額だという。

例えば、朝鮮日報が2016年に掲載した、脱出者アンケートによれば回答者200人中78%(156人)が北朝鮮内家族と定期的に連絡をやりとりすると答えた。

連絡方法は携帯電話音声(84.1%)が最も多かったし引き続き人を介した書信交換(19.1%)だった。

カカオトークなどSNSや携帯電話映像通話をするという回答者もいた。

’どれくらいしばしば連絡するか’という問いに回答者の59.6%が’1年に一回以上’と回答。’6ケ月に一回以上’ 17.9%,’3ケ月に一回以上’ 9.6%,’1ケ月に一回以上’も 9%であった。

毎週北朝鮮家族と通話するという応答も3.8%だった。

また回答者の71.4%は北朝鮮家族にお金を送ると答えた。
送金規模は1年に’100万~200万ウォン’が62.9%(90人)で最も多かったし’300万~400万ウォン’ 14.7%,’200万~300万ウォン’ 13.3%順だった。
1年に1000万ウォン以上送るという人もいた。
金氏は”中国人ブローカーにお金を送金すれば彼らが北朝鮮内華僑に連絡して,現地で手数料を離した金額を直ちに北朝鮮家族に渡す”と話した。

http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2016/01/01/2016010100324.html?Dep0=twitter&d=2016010100324

今回の調査で北脱出者らの1人当り年平均送金額は164万ウォンだった。

20才以上北脱出者数(2万3539人)を考慮すれば国内北脱出者らが年平均約384億ウォン(約4億円)を北朝鮮に送っている。

この送金まで止めることは人道上できないだろう。

このように資金源を遮断することは簡単ではないのだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿